短い夏を謳歌するカエルたちの求愛合唱と湿原の可憐な花々
八島湿原の蛙鳴

長野県下諏訪町・諏訪市

●よく聞ける時期
6〜7月

●よく聞けるところ
八島湿原周辺に散策道あり。隣接のあざみ館に資料が展示されている。

●寄りみち
ビーナスラインぞいに聳える車山は標高1925メートル。中部山岳地帯の中心にあるので、晴れたら、山頂からは蓼科山、富士山、木曽御岳、乗鞍岳など360度眺望できる。霧が峰付近に山岳展望パーキングもある。

 あざみの歌の舞台になった八島湿原は標高1600メートルを超える高原にある。6月のレンゲツツジから9月のマツムシソウへと短い夏は一気に最盛期を迎える。短期間に咲きそろう400種を超える高山植物や100種以上の蝶類に混じって貴重なカエルの生息地でもある。

 初夏にはシュレーゲルアオガエルが「カラララララ」という恋の歌を歌い始める。普通の雨蛙よりずっと高く、透きとおった鳴き声がよく響く。ほかにも、「カッカッカッ」と鳴くヤマアマガエルなどの声も聞こえてくる。

 湿原全体が天然記念物に指定されているが、湿原をグルリと一周できる遊歩道(約3.5キロ)が整備されているので、雑踏を離れ自然との対話を楽しみたい。

アクセス

電車・バス=中央本線下諏訪駅からタクシー40分。(8月は臨時バスあり)
マイカー=中央自動車道岡谷ICから下諏訪、和田峠、ビーナスライン経由で約25キロ。ビーナスライン沿いに八島駐車場あり。

<問合わせ先>
下諏訪町商工観光課・長野県諏訪群下諏訪町4613−8、0266・27・1111あざみ館 0266・52・7000(4月20日〜11月10日)