深く入り組む海岸に砕け散る波の音のハーモニー
五浦海岸の波音

茨城県北茨城市

●よく聞ける時期
1年中聞こえるが、とくに波の荒い冬場がいい。

●よく聞けるところ
六角堂周辺や遊歩道をすすんだ断崖

●寄りみち
花園川上流の花園渓谷は「関東の奥入瀬」と呼ばれるほどせせらぎが美しい。巨杉に囲まれた花園神社から七ツ滝へ至るハイキングコースがある。

 茨城県北部の五浦海岸は、緑の松林を背景に五つの入り江が開け、明治39年(1906)に日本近代美術の父である岡倉天心が日本美術院の本拠を移し、横山大観や下村観山らと作画活動を行った地である。

 海に突き出た断崖の上には、天心が建てた六角堂がある。彼はここで太平洋を眺め、波の音を聞きながら思索したという。

 「五浦海岸の波音」とは、六角堂周辺の断崖と、太平洋から打ち寄せる波とがぶつかる音で、時にはやさしく、時には激しく、その時々の自分の心を表しているように聴こえる。断崖に砕け散る波しぶきや、小さな貝を運んでは引いていく波の音、松林をわたる風の音が共鳴する自然の音のハーモニーは、まことに心地よい。

アクセス

列車・バス=JR常磐線大津港駅下車、五浦行きバス15分。
マイカー=常磐自動車道北茨城ICから約10キロ。

<問合わせ先>
北茨城市生活環境課・茨城県北茨城市磯原町磯原1630、0293・43・1111