高原のしじまを破り、山々にこだまする鋭い声
えびの高原の野生鹿

鹿

宮崎県えびの市

●よく聞ける時期
年中聞くことができるが、とくに秋には夕方から朝にかけて聞くチャンスが多い

●よく聞けるところ
えびのビジターセンター近くの「ピクニック広場」や「えびの市営キャンプ場内」

●寄りみち
えびの高原は、韓国岳をはじめ数々の山々、大浪池など水色あざやかな火口湖など、日本でも有数の山岳観光地だ。そのうえ周辺には温泉も多い。秋ならえびの高原へ上る途中の生駒高原で10月上中旬のコスモスの大群落がすばらしい。

 えびの高原は、霧島屋久国立公園の霧島連山北部、標高1200メートル一帯に位置している。大小の火山とカルデラ湖に囲まれており、山肌はモミ、ツガ、アカマツ等の針葉樹林や広葉樹におおわれて、四季折々の変化に満ちた色や模様を画き出す。

 この地域一帯に生息する野生鹿は、日中は茂みで休み、朝夕に自分たちのテリトリーで餌をとる。

 俳人飯田竜太はつぎのように詠んでいる。

「鳴く鹿の声を限りの山襖」

 その鳴き声は、活動する夕方から朝方にかけて聞くことができ、とくに秋になると、雄鹿が雌鹿を呼ぶ「キーン、キーン」という鳴き声が高原の暗闇によく響きわたる。霧の深い日など、思わずばったり野生鹿に遭遇するチャンスもある。

アクセス

列車・バス=JR吉都線小林駅からバスで50分。JR宮崎駅または西鹿児島駅から特急バスもある。マイカー=九州自動車縦貫道えびのICまたは小林ICから県道をへて30分。

<問合せ先>
えびの市観光商工課・宮崎県えびの市大字栗下1292、0984・35・1111