「ワァァ」「オォ」…歓声と地響きが…
通潤橋の放水

水音

熊本県矢部町

●よく聞ける時期
田植え期間(5〜6月)は放水できないが、四季を通じて折々の風情が放水とマッチする。

●よく聞けるところ
通潤橋の上

●寄りみち
矢部町は通潤橋を含めて大小17基の石橋が点在し、また五老ヶ滝をはじめ、48滝といわれるたくさんの滝が個性的な美を競い合う。五穀豊穣を祈る「八朔祭(9月第一土日)」も楽しめる。

 空に架かる水路という形容詞がぴったりの通潤橋。この石橋は国重要文化財指定だが、百四十年間人々の生活を支えている。

 放水は、もともと水管に沈殿した砂を放出するために考えられた。

ふだんは悠然と物静かなたたずまいだが、豪快な放水が始まるや、地響きにも似た勇猛な音が沈黙を破ってあたりの空気を一変させる。

 水栓を抜く「コツコツ」という槌音に始まる感動の予感、栓が抜けた瞬間のほとばしる水しぶき、待ち受けた人々から湧き起こる歓声。さらに激しい水音は、虹の彩りを描きながら周辺に広がり、人々の喜びの声とハーモニーを醸し、石橋「通潤橋」の泰然自若、荘厳なる趣きが相まって「いのち」あふれる世界が創り出される。

アクセス

バス=熊本交通センターからバス1時間25分。(熊本バス矢部行きまたは馬見原行)
マイカー=九州自動車道御船ICから国道445号で約45分。松橋ICから国道218号で約45分

<問合せ先>
矢部町企画課企画調整係・熊本県上益城郡矢部町大字浜町6、0967・72・1111原田悦稔宅、0967・72・1933 *放水は有料