古代の人々も聞いた鐘が現代のまちにも鳴り響く
観世音寺の鐘

福岡県太宰府市

●よく聞ける時期
(A)毎月18日 午後1時

(B)大晦日(除夜の鐘)

*鐘の保護のため自由に撞くことはできない。

●よく聞けるところ
観世音寺の境内

●寄りみち
太宰府天満宮はもちろんだが、観世音寺周辺は特別史跡太宰府跡(都府楼跡)や水城跡をはじめとする緑豊かな史跡地で、歴史散策に絶好である。

 太宰府は、学問の神様菅原道真公を祀る太宰府天満宮で有名だが、観世音寺も由緒深い。

 天智天皇の創建と伝えられる観世音寺の梵鐘は、朱鳥13年(698)に鋳造された京都・妙心寺の鐘と兄弟鐘といわれている。

 その形、大きさは妙心寺の鐘とほぼ同じだが、上下の唐草文や龍頭(吊り下げる部分)からみて日本最古の鐘と考えられ、国宝に指定されている。

 この日本最古の鐘は毎月18日の午後1時に撞かれ、一三〇〇年の時を越えて、古代の人々も聞いた鐘の音が太宰府のまちに響きわたる。

「都府楼はわずかに瓦の色を看、
観音寺はただ鐘の声を聞く」と菅原道真の詩句にもうたわれている名鐘の音色だ。

アクセス

列車=西日本鉄道太宰府線五条駅下車、徒歩10分。
マイカー=九州自動車道太宰府ICから国道3号で約4キロ。

<問合わせ先>
観世音寺宝蔵・福岡県太宰府市観世音寺5−6−1、092・922・1811