耳の奥に伝わる神秘の音に、遠く紀ノ川を思う
不動山の巨石で聞こえる紀ノ川

清流

和歌山県橋本市

●よく聞ける時期
いつでも聞けるが、その日の気象状況によって、聞こえにくいときもある。

●よく聞けるところ
巨岩にあいた穴に耳をあてると聞こえてくる。

●寄りみち
八葉の峰々に囲まれた高野山へは、橋本から南海電鉄高野線で40分の極楽橋からケーブルカーで。うっそうとした深い緑に囲まれて数々の寺院が並ぶ。奥ノ院へ向かうバスは多発している。

 和歌山県橋本市杉尾の不動山のいただきに、永禄年間に信仰を集めたという不動尊が、現在もなおまつられている。付近には子もち石の巨石がいくつも積み重なったり、散在したりしている。

 この巨石のひとつに、直径20センチ奥行き25センチの丸い穴があいており、耳をあてると神秘的な音が聞こえる。昔から”この世の音・あの世の音”といわれ、霊験あらたかなものとして大勢の人がお参りしてきている。

 かつて杉尾は山深く不便な地域であったため、容易に「紀ノ川」まで行けない村人たちが、この音を聞いて、明日の天候を占ったり、紀ノ川に思いを馳せたりしていたという。

アクセス

電車・バス=南海サンライン(高野線)林間田園都市駅から南海りんかんバスで初芝橋本高校下車、徒歩30分。
マイカー=国道170号を河内長野方面へ向かい、国道371号線を南へ。大阪市内から約2時間。駐車場あり。徒歩15分。

<問合せ先>
橋本市市民生活部生活環境課・和歌山県橋本市東家1−1−1、電話0736・33・1111