水音が時を知らせる自然の不思議
蓑脇の時水

湧水

福井県武生市

●よく聞ける時期
1年中、いつでも

●よく聞けるところ
滝の周辺

●寄りみち
武生市は、コシの強く歯ごたえのよい越前そばの産地。とくに、大根おろしがたっぷりのったおろしそばは評判だ。また、越前ガニや甘エビなどの海の幸も、もちろんおいしい。時間があれば、水仙で有名な越前岬にもぜひ寄りたい。

 武生市味真野地区の蓑脇町に、標高611メートルの大平山がある。この山には頂上が二つあり、北向きの谷間は、木呂谷と呼ばれている。その中腹に、洞孔の奥の亀裂から、ほぼ60分間隔で、最高200Pの水が吹き出している間歇冷泉が存在する。

 水量は季節や降雨などに関係なくほぼ一定し、最高噴出水位から50分ほど経つと、最低水位となり、止まることはない。

 最高水位に近くなると、下流の滝の音が大きくなり、昔、山で仕事をしている人たちが、この音を時計がわりにしたことから、「蓑脇の時水」と呼ばれた。間歇の原理は定かではないが、地元の人たちは、この不思議な自然現象を大切に守り伝えている。

アクセス

列車・バス=JR武生駅から五分市方面へのバスで30分、蓑脇下車。そこから徒歩50分。
マイカー=北陸自動車道武生ICから山道の途中まで15分。4〜5台分駐車場あり。そこから徒歩30分。

<問合わせ先>
武生市市民生活部生活環境課・産業経済部観光物産課・福井県武生市府中1−13−7、0778・22・3000