石畳の美しい町並みを歩くと木彫りの音が
井波の木彫りの音

木彫り

富山県井波町

●よく聞ける時期
年間と通して、時期、時間を問わない。

●よく聞けるところ
工房は市街地全体に点在しているが、とくに、古い町並みや石畳と木彫りの音とが調和した八日町通りは、独特の風情がある。

●寄りみち
国道156号を山沿いに南へ上れば、茅葺き屋根、合掌造りの集落が点在する世界文化遺産の五箇山だ。庄川の流れに沿った5つの谷あいの総称で、古くは平家落人の隠れ里伝説を秘めている。さらに飛越合掌ラインをすすめば合掌造りの白川郷となる。

 富山県の南西部、散居村で名高い砺波平野の南端にのどかに連なる八乙女山の山麓に、ひな壇のように静かにたたずむのが井波町。六〇〇余年の歴史と北陸随一の威容を誇る瑞泉寺の門前町として栄え、「信仰と木彫りの里」として知られる。

 古い町並がつづく石畳を歩いていると、どこからともなく木の香りとともにトントン、コツコツと心地よい木彫りの音が聞こえてくる。

 彫刻師の数は300人を数え、二〇〇年の伝統の技法を今に伝えている。町の通りに面している工房の数は150軒ほど、両側で一心にノミを振るう職人たちの木を刻む姿や槌音にふれることができる。訪れる人々の多くが足を止める風景が、また独特の風情を醸し出している。

アクセス

列車・バス=JR高岡駅から加越能バスで瑞泉寺前下車、約50分。
マイカー=北陸自動車道砺波ICから10分。

<問合わせ先>
井波町経済課・富山県東砺波郡井波町520、0763・82・1180