EST名古屋国際会議について

交通は社会・経済活動や人々の暮らしに欠かせないものですが、その一方で、大気汚染、騒音・振動、温室効果ガスの排出といった様々な環境問題を引き起こし、それらは近年一層深刻化する傾向にあります。
このため、自動車単体対策など既存政策の推進に加え、自動車に過度に依存しない事業活動や生活様式への変革、環境への負荷の少ない都市構造の創出など、新しい取組みが必要となっております。
地球温暖化問題に強い危機感を抱き、積極的な取組みを見せる欧州諸国では、近年、この意識改革の必要性に着目した取組みが盛んに行われています。

EST(Environmentally Sustainable Transport)はOECD(経済協力開発機構)が提案する新しい政策ビジョンであり、長期的な視野で環境面から持続可能な交通ビジョンを踏まえて交通・環境政策を策定・実施する取組みです。
人々に対し未来の交通のあるべき姿を示すことにより、人々の意識改革を促し、環境負荷の少ない交通行動や生活様式を選択することを期待しています。

EST関連プロジェクト概要(PDF101KB)

1994年 OECD環境政策委員会によりESTプロジェクトを開始
1996年 カナダ バンクーバーにて国際会議を開催
1997年 ドイツ ベルリンにて国際会議を開催
1998年 カナダ オタワにて国際会議を開催
2000年 オーストリア ウィーンにて国際会議を開催
2001年 OECD環境大臣会合にて、ESTガイドラインが承認される
2003年 名古屋にて国際会議を開催


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